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中原誠 対 藤井猛 1 順位戦B級1組




順位戦B級1組での対戦でした。
藤井システムによる急戦に対し、後手は桂銀交換になるものの角を手順に転換させて反撃を見ます。
3筋を突き捨てて銀を打っての桂頭攻めは好調そうです。
何気ない46手目の△3六歩も手筋として覚えておくべき手。
手順に歩を取られたのではひどい話です。
歩の成り込みに飛車先突き捨て、角取りの桂馬をうけずに、角で両取り、それも受けずに歩の攻撃とノーガードでやりあいます。受けても受けになってないことが多いのでこうやる手となります。
後手の飛車がかなり受けに利いていていますが、その飛車を攻めた105手目の▲4三銀打にたいして106手目

△3七金

これでなんと先手玉は詰み

手順のようになんと飛車の横の筋が攻めに利いていて詰み。
△3七金を逃げるのも△4七銀と足して、清算から桂馬や、6七に逃げ込めば8九角から5六の歩の頭に駒を打ち込んでいく筋などで詰み、右のほうに逃げても詰み。

ともかく完全に作ったような超手数を詰ましての勝ちは吃驚させられます。
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